Family & Me Books Blog

~親をたのしむ絵本時間~

【残り3日!】noteで『となりのせきのますだくん』無料公開中!

しましまの服のみどりの恐竜に見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 

ポプラ社の『となりのせきのますだくん』が30周年を迎えました!

そのためnoteで無料公開されています。

公開期間は、2022年3月28日〜2022年7月30(日)までです。

 

残り三日!

ぜひこの週末に、子どもの頃を思い出して楽しんでみてくださいね。

 

note.com

 

あらすじ

『となりのせきのますだくん』の主人公は、みどりの恐竜ではなく…

恐竜のますだくんの席の隣の女の子『みほちゃん』です。

 

ちょっと気弱なみほちゃんにとって、

隣の席のますだくんはいじわるで怖くて恐竜みたい。

今日は学校に行くことが憂鬱です。

でも、最後にはますだくんは恐竜てはないとわかる出来事があります。

 

感想

誰にだって苦手な人はいますよね。

子どもの頃はますだくんのような子を怖く思うこともありました。

大人になった今では、ますだくんは乱暴ではありますが、

優しい面もあり面白い子だと感じられます。

 

私はどちらかといえば、みほちゃんタイプの子どもでしたが、

絵本であれば困った状況でも、客観的に見られると勇気が出ますよね。

 

関連図書

絵本であれば、勇気を出さなくても

苦手な相手のことを知ることができます。

 

今回は隣の席だったますだくんが主人公の絵本があります。

お話しの最後で、赤いランドセルを背負っていたますだくん。

ますだくんとランドセルの出会いが絵本になっています。

 

『ますだくんとランドセル』武田 美穂(作)、ポプラ社

 

ますだくんは、ずっと欲しかった

お姉ちゃんの赤いランドセルをもらえることになりました。

赤いランドセルを背負って、意気揚々と入学式を迎えるますだくん。

 

四人兄弟で妹もいるますだくん。

妹よりも頼りない美穂ちゃんを助けようとするも

やり方が乱暴になってしまうんでしょうね。

大人も好きなものを好きと言える強さを見習いたいですね。

 

 

 

 

在宅ワークが多いご家庭に!子どもに働いている姿を見せたい『パンやのくまさん』

お子さまがいるご家庭でも、コロナ禍の影響でリモートワークの機会が増えたのではないでしょうか。

親の働く姿を見せられるのは良いものの、子どもにとってはなにをらしているかわかりづらく、つまらない姿でもあります…。

 

そこでかわいいくまさんに、働いている姿を見せてもらうのはいかがでしょうか?

 

『パン屋のくまさん』フィービ・フォーシントン(作・絵)、いしい ももこ(訳)、福音館書店

主人公は可愛らしいテディベアのような『くまさん』

くまさんは一人でパン屋を営んでいます。

朝早く起き出して、パンを焼き、お店を整え、配達に行き、

お店でお客さんを接客もし、営業が終われば会計もします。

 

可愛らしいのに働きもののくまさんの一日が、

淡々とした様子で描かれています。

働くことは大変なことですが、くまさんの丁寧に生きる姿に

共感するパパ、ママは多いのではないでしょうか。

 

頑張って働けば一日の終わりに暖炉で自分で作ったパンを焼いて、

お茶を飲みながらのんびりする素敵な時間も待っています。

 

パソコンに向かって仕事をする姿を見て、

子どもに『働く』ことを理解させることは難しいことだと思います。

 

絵本のくまさんの働く様子に合わせて

「ママは今日はパソコンでお金の計算したんだよ。

お店が終わった後のくまさんと同じだね。」など

ご自分のお仕事に合わせてお話ししてみてくださいね。

 

絵本の最後でくまさんも眠るので、寝かしつけの絵本にも最適です。

このくまさんシリーズではくまさんはいろいろなお仕事に就いているので、

ぜひお子さんの興味に合わせて選んでみてくださいね。

7月27日はスイカの日!スイカが出てくる絵本5選

今日はなんの日?本日7月27日は『スイカの日』です。

 

イカは夏の果物を代表する「横綱」であることから、

イカの縞模様を綱に見立てて、「な(7)つのつ(2)な(7)」(夏の綱)と読む語呂合わせから、スイカ生産者のグループが制定しました。

 

夏になったら食べたいすいか。

甘くて冷たくて食べやすくて子どもたちも大好きです。

そんなおいしそうなスイカが登場する絵本を5つ紹介します。

 

『くだもの』平山和子(著)、福音館書店

おいしそうなリアルタッチの果物が次々と登場する人気絵本です。

 

ページいっぱいにどっしりと描かれたみどり色の大きなスイカが、

次のページでは「さあ どうぞ」の言葉とともに切り分けられます。

フォークが添えられた真っ赤なスイカは本物みたいでとてもおいしそう。

 

ぜひお子さんと食べるマネをしながら楽しんでくださいね。

 

『すいかごろりん』七尾 純 (著)、偕成社

写真でスイカの成長が学べる絵本です。

黄色い花が咲き終わると小さなふくらみができます。

それが大きくなる過程を写真で楽しめます。

 

夏休みに野菜を育てる課題は定番ですが、

都心では大きな野菜・果物を育てることは難しいですよね。

涼しいお部屋で絵本を通して自然を学びましょう。

 

『すいかのたね』グレッグ・ピゾーリ(著),、みやさかひろみ(翻訳)、こぐま社

「スイカの種を食べるとおなかの中にスイカができちゃうよ!」

そんな冗談を言われたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

『すいかのたね』はアメリカの絵本作家グレッグ・ピゾーリの作品です。

日本でも定番の『スイカの種を食べてしまったらどうなるの?』というテーマの絵本です。

すいかが大、大、大好きなワニは朝、昼、晩のごはんもデザートまでも、全部すいか。

ところがスイカの種をのみこんでしまって・・・さあどうなる?

ワニを心配にしながらも、自分の子どもの頃と重ねて共感できるユーモアたっぷりの絵本です。

 

『すいかのプール』アンニョン・タル(作)、 斎藤 真理子(翻訳)、岩波書店 

子どもの頃には誰もが一度は考える、

「ありえないくらい大きな大きな果物を食べてみたい!」という想像を満たしてくれる一冊。

『すいかのプール』ではなんと大きな大きなスイカを半分にしてプールにしてしまいます!

 

一番乗りはおじいさん。タネをすぽっと抜いて、自分だけの小さなプールを作ります。

すると子どもたちも後から後からやってきて思い思いに楽しみます。

 

子どもたちが大好きなプールと大好きなスイカが登場する絵本です。

みずみずしいスイカに一度こんなプールに入ってみたい!と想像がさらに膨らみそうですね。

 

『ありとすいか』たむら しげる(作・絵)、ポプラ社

ある夏の日の午後にありが見つけたのは、まっ赤に熟したスイカ

これはうまいぞ、巣に運ぼう!と考えますが、アリから見るとスイカはとてつもなく大きいんです。

子どもたちから見ても大きいスイカ

今度は小さな生き物の目線で大きなスイカ楽しめます。

 

アリたちは大きなスイカをみんなで運ぼうと苦戦しますが、

運び込み食べきって、最後は滑り台にしてしまいます。

そんなアリさんたちに元気がもらえる一冊です。

 

毎日暑い日が続きますが、そんなときはやっぱりスイカですね。

イカの絵本を読んでぜひみずみずしいさわやかな気持ちになってみてくださいね。

お外で電車を見よう!『鈴川絢子とちっくんの東京電車さんぽ』

夏休み到来!

楽しいはずの夏休みですが、7月24日にはじめて新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の20万975人となり4日連続で過去最多を超えました。

こんな状況で子どもを連れて人が多いところへのお出かけは難しいですよね。

 

そこで電車が大好きなお子さんを持つパパママへおすすめの

お外で電車が見られるスポットが紹介されている本を紹介します。

 

鈴川絢子とちっくんの東京電車さんぽ』鈴川絢子(著)、ジェイティビィパブリッシング

 

こちらはYoutube鈴川絢子チャンネル』でおなじみの鈴川絢子さんが執筆された、

電車ビュー満載の一冊です。

Youtube鈴川絢子さんに助けていただいた方は多いのではないでしょうか。

 

こちらの本では、電車の見える公園、商業ビル、跨線橋車両基地など

お外で電車が見られるスポットが数多く紹介されています。

もちろん涼しい室内で楽しめる電車の博物館や関連スポットも紹介されていますよ。

 

それぞれのスポットでは写真が多く、鈴川絢子さんが解説する見どころだけでなく、

各スポットでみられる電車の種類もリストされているので

特定の電車のファンのお子さまにも安心です。

 

ぜひこの本と一緒に風通しのよい場所で電車を楽しんでみてくださいね。

この夏を一緒に乗り切りましょう。

 

 

とにかく暑い!子どもと一緒に涼を求めよう『あついあつい』垂石 眞子 (著)

今年は特に暑い日が続きますね。

お外が暑くて早く帰りたいのに、こどもは全然帰りたがらない!なんてこともあるのではないでしょうか。

そんなときのために読んでおきたい絵本を紹介します。

 

『あつい あつい』垂石 眞子 (著)、福音館書店

 

 

あらすじ

 

日照りの中、ペンギンは涼しいところを探して歩き始めます。

ちょうどいい日陰を見つけたと思ったら、それはアザラシの影でした。

「僕だって暑いんだよ」と怒られるペンギンですが、

アザラシと一緒に涼しいところを目指します。

 

遊び方

主人公のペンギンが出会う動物たちにことごとく怒られるというリズミカルでユーモアたっぷりのお話です。

ぱきっとした黄色の色づかいに、こちらも暑くなりそうですね。

 

ペンギンと一緒で、大人としては暑い日は少しでも長く日陰の中へ入りたいですよね。

そこで外出の際には、ペンギンのマネをして「日陰があるよ」「アザラシの日陰かな?」と遊びながら歩いてみてください。

 

歩いたなにか冷えたごほうびが待っていると、もっと楽しくなりますよ。

うちの場合は『冷たい麦茶を飲もうよ』『クーラーで冷えたお部屋が待ってるよ』

と声をかけながら歩いています。

 

絵本の世界をぜひ遊びに取り入れてみてくださいね。

 

【2,3,4歳】 こどもはパンが大好き!パンが出てくる絵本5選

やわらかくて、いろいろな形があってみているだけで楽しくなるパン。
そんなパン大好きなお子さんにおすすめなパンをモチーフにした絵本を5冊紹介します。

 

『パン、どうぞ』彦坂 有紀(著)、もりと いずみ(著)、講談社

ふわふわでおいしそうなパンがたくさんでてくる絵本です。
子どもたちが大好きなパンが次々に出てきては、『ぱくっ』と食べられます。
読み聞かせをしながら、お子さんと一緒に食べるマネをして遊んでみてくださいね。

このふわふわなパンは木版画で摺られおり、『浮世絵』と同じ手法が用いられています。
そんな技法についてもお子さんについてお話ししてみると、面白いかもしれませんね。

 

『パンどろぼう』柴田 ケイコ(著)、KADOKAWA

世界一のパンを探し求める大泥棒『パンどろぼう』のお話しです。

パンを担ぐパンというユーモラスな姿に、幸せそうにパンを食べる姿が可愛らしいパンどろぼう。
「世界一おいしい森のパン屋」を見つけパンを盗み出します。
果たしてそのお味はいかがでしょうか。

悪いことをしているのに、どこか憎めないパン泥棒の表情にも注目です。
パン泥棒の顔マネをして家族で笑いましょう。

 

『ぽんちんぱん』柿木原政広(著)、福音館書店

こちらパンは写真です。
次々と現れるパンにかわいいお顔が付きます。
ユーモアたっぷりでどこか憎めない表情のパンに子どもたちも笑顔になること間違いなしです。

 

『サンドイッチサンドイッチ』小西 英子(作)、福音館書店


みんなが大好きサンドイッチを作る過程が絵本になっています。
ぱきっとした色のカラフルな野菜やチーズが、白いふわふわのパンの上に積みあがります。

お弁当にサンドイッチをリクエストするお子さんも多いのではないでしょうか。
忙しい朝に作るところを見せることは難しいですが、
絵本だったらいつでも何度でも楽しめますね。

 

『カラスのパン屋さん』かこさとし(作)、偕成社

パン屋を営むカラスの夫婦とその4羽の子ガラスのお話しです。
家族みんなでいろいろな形のパンをどっさり焼くと、パンを買いにやってきたカラスたちで大騒ぎに。

カラスたちがつくったパンは身近なものの形をしています。
パンダやゾウといった動物やテレビ、長靴、自動車など、一見パンには見えないものまであります。
たくさんのパンの中から、お子さんの好きなものを一緒に探してみてくださいね。

個性豊かなお客さんのカラスたちを眺めても面白いです。

 

子どもたちが大好きなパンの絵本を5つ紹介しました。

絵本を読みながらどんなパンが好きがお話ししてみてくださいね。

 

 

子どもとの雑談におすすめ!『大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」』

 

 


1,内容紹介


SNSでもおなじみ、夏休み時期にNHKラジオ第1で放送されている

夏休み子ども科学電話相談」を書籍化したものです。

こちらのラジオ番組ではインターネットで調べれば

なんでもわかりそうな時代でありながら、

大人も驚くような子どもたちの疑問に専門家が真剣に答えます。

 

雨の降った後のにおいの元となる化学物質名をご存じですか?

なんとなく知っている現象を

プロの先生方から具体的な化学物質名や発生条件、現象の定義などと共に

子どもにもわかりやすく解説しています。

 

書籍の中では子どもたちの質問や相槌がリアルに表現されており、

子どもと関わる身としては質問者の可愛らしさに思わずほころびます。

 

2,楽しみ方

お子さんとの会話のきっかけにおすすめ!


家族といるときに本を読んでいると子どもは必ず覗き込みますよね。

子どもたちの日常における質問を簡単にまとめているため、

小さなお子さんには、本で知ったことを話してあげると楽しい時間が過ごせますよ。

 

また小学校のお子さんには、学校の様子を聞くきっかけづくりにもおすすめします。

質問者には小学生も多いため、漠然と『今日何を勉強したの?』と質問するよりも

『本にこんな質問があったよ。』と具体例を挙げてどんなことを勉強し感じたか

お子さんに質問してみると発見があるかと思います。

もちろん一人の時間を楽しみたいときに読んでクスッと笑うも良しの

使い勝手のよい一冊です。