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~親をたのしむ絵本時間~

【3,4歳~】ちょっぴり子どもに優しくなれる『おしっこちょっぴりもれたろう』感想

『おしっこちょっぴりもれたろう』ヨシタケ シンスケ 作、PHP研究所

 

 

内容紹介

主人公のぼくは、いつもトイレの後おしっこがちょっぴり漏れてしまう「おしっこちょっぴりもれたろう」。
そのことをお母さんに怒られるのが嫌で、
同じ「おしっこちょっぴりもれたろう」仲間を探しに行きます。

ところが出会ったのは、違う悩みを持った子たちばかりでした。

 

おすすめポイント

子どもが二歳の頃、親戚から「トイトレ前にトイレに興味を持ってもらえるように~

とプレゼントしてもらい読みました。

 

おしっこがもれてしまっても『ちょっぴりだから』とユーモアある主人公に

子どもは共感するようで大好きな絵本です。

 

大人の方へのおすすめポイントは、なんといっても優しいストーリーです。


タイトルからトイトレのお話しかと思われますが、

実は主人公が様々な悩みを持つ子を発見し、自分や人の悩みを受け入れていく物語です。

 

「みんな違ってみんないい」のようなきれいごとや「違うから助けないと!」といっ

押し付けはありません。

単に「みんな違うよね。困ったことあるよね。」と共感できるような内容で、

子どもと思いやりについて考えるのにぴったりです。

 

自分の子どもにはできることを求めがちですが、

「まだ難しいよね。」と子どもの気持ちを受け止める余裕ができる、そんな一冊です。

ちなみにわが家もおむつが取れ、ちょうど「おしっこちょっぴりもれたろう」になりした。

改善されるのはまだ先になりそうです。

 

 

以上、『おしっこちょっぴりもれたろう』ヨシタケ シンスケ 作、PHP研究所の紹介でした。