ロシアとの戦争で連日ウクライナの悲しいニュースが話題となっています。
しかしながら、ウクライナはロシアを除けばヨーロッパ最大の面積を持ち、
温暖で肥沃な土地として知られ、歴史も豊富で日本へもたくさんの民話が伝えられています。
そんなウクライナで愛されている昔話を紹介します。
タイトル:セルコ―ウクライナの昔話
作: 内田 莉莎子
絵: ワレンチン・ゴルディチューク
出版社: 福音館書店
あらすじ
ウクライナでは農業が盛んで『ヨーロッパのパンかご』とも呼ばれています。
そんなウクライナの農家の家で働く老犬『セルコ』の物語です。
とても歳をとってしまったセルコは、ある日お百姓の家から追い出されてしまいます。
行く当てもなくさまようセルコは狼と出会い、
ある作戦をたてお百姓の家に戻れるよう企みます。
作戦が成功しお百姓の家に帰ることができたセルコは狼に恩返しをしようとしますが・・・
感想
老犬セルコと狼の友情に、子どもたちはきっと暖かな気持ちになれると思います。
うちの子のお気に入りのシーンはいい気分になった狼が思わず遠吠えをあげるところです。
伝統的なお百姓夫婦の服や結婚式のごちそうといった昔ながらのウクライナの景色を絵本を通して楽しんでみてくださいね。
こちらの絵本は2001年に発行され、少し古いので図書館で借りて読みました。
みなさんも図書館で探してみてくださいね。